鉈の各部名称と現状報告
このブログを始めて1年になろうとしています。
初めて鉈を使ってからもう、30年以上たつのに、
知らないことが多いなと感じた1年でした。
いろいろ試行錯誤しながら鉈を研いだ1年だったのですが、
ようやく、刃こぼれしない鉈にしあがてきました。 σ(^○^)
今年になってから、どんな研ぎ方になってきたのかお話しします。
その前に、鉈の各部分の名称がよくわからなかったので調べてみました。
この名称に従ってお伝えします。
色々名前がついてますね。
◎今年になってからの鉈の研ぎ方
まずは、今年1月の鉈の状態を見てください。
刃先が、「長」という漢字の上あたりがへこんでいますね。
鉈全体の刃先が弓なりにへこんでいる状態でした。
刃こぼれの部分が多かったこともあり、中心部を一生懸命研いでいた結果ですね。
そこで、以下の2点を行いました。
①刃先を水平にする
鉈の先端の方とあごの方が高くなっていたので、その部分を多く研ぐことにしました。
荒砥で研ぎました。
②刃こぼれしない、角度の維持
今年の夏のキャンプでは、結構使いました。
刃こぼれすることなく、切れ味の持ちもよかったので今研いでいる角度を続けてよいという判断です。
当初の刃の角度は、地金の面にぴったりとつけて研いでいたわけです。
結果として、切刃自体の角度が小さくなり、薄い刃金が長くなって、刃こぼれしやすいものとなりました。
ということで、はじめに、地金の面からより角度をつけて刃金を研ぎます。この刃金の角度を維持して、刃先の水平を目指しています。
刃こぼれさせないために、さらに角度をつけて刃先を研ぎます。
これで角度は地金部分、刃金部分、刃先部分の3段階となります。
この状態を維持していきたいと思っています。
以下現状です。
だいぶ平らになってきています。
へこんでいた部分の刃金の角度がまだ他とは違う部分があります。
この刃金の角度も整えながら、刃先が水平になれば、一応完成かな。